イギリス保健省の資料から・・・ワクチンは有効か 犬房先生 vs 板橋さとし議員

伏見啓明整形外科公式ブログ 目次

YouTubeやらニコニコ動画でコロナのこと、ワクチンのことを探っているが、昨日、面白い動画が2つがあった。
これを紹介したい。
 どちらとも、真面目な動画作りをする方で私は好感を持っている。

 まずは、京都のルイ・パスツール研究所の犬房先生の動画。
 YouTubeにコロナ関連の動画を多く出している方。
 この方はワクチンに対して慎重な立場を取っている方。
 この方が実に衝撃的な動画を出した。

イギリス保健省が、デルタ株感染死亡率を報告。ワクチン接種者と非接種者の割合。【最新分析報告書追加】/犬房春彦(ルイ・パストゥール医学研究センター/医師・
https://www.youtube.com/watch?v=r_8OoKILu6w

 ここで衝撃的な結論が出された。
 全年齢で ワクチン 二回接種者のコロナでの死亡率は、非接種者の4.4倍 だというのである(イギリス保健省 技術短報21 (2021年2月1日から2021年8月15日までのデータ)
 実は、 2021年2月1日から2021年6月15日までのデータで見ると、ワクチン二回接種者のコロナでの死亡率は、非接種者の6.3倍 である。

 ワクチンを打った方が死に易い・・・のですか・・・

犬房 21


表1 犬房先生の記事より

犬房 きれいに



表2 犬房先生の上記の表のポイントを取り出してわかりやすく書いてみた。

これがその通りであると、ワクチンは終了する。

 それに対して、福岡市市議会議員の板橋さとし氏が持論を展開した。
 この方はどちらかというとワクチンを推進する論を展開されている方。

【英国政府資料】デルタ株死亡率、ワクチン 2回接種は非接種者の6.3倍について
https://www.youtube.com/watch?v=7IcqQbNyDT0

この動画で出された表を提示する。

板橋さとし



表3 板橋さとし氏の記事より

この両者の違いは何か。
 犬房先生は分母をコロナデルタ株感染者数(PCR陽性者数:イギリスではほとんどがデルタ株なので)とした。
 板橋さとし氏は、全人数を分母にしたのである。
 すると、100万に当たりの死亡率は、表の通り。
 4倍という違いはない。
 むしろ少しだけ、ほんの少しだけ、未接種者の方が死亡率は高い。

 また、板橋さとし氏は、陽性者の数に注目。
 これは明らかに未接種者の方が多い。
 これを以って、ワクチン接種者はコロナにかかりにくい、とのことも述べている。


 しかし、これは、現在のワクチンの公式見解である
「ワクチンは感染を防ぐ力はないが、重症化を防ぐのだ」という言説には反している。
 
 しかし、この議論はここまでとする。
 第一、陽性者とは感染しているわけではないから。

 犬房先生の記事に対して、板橋さとし議員が、YouTube上で反論した、というか、意見をした、というものであるが、二人のご意見は一つの同じ結論の収斂しているのではないだろうか。

 つまり、ワクチンを打ってもあまり効果はない、ということである。

 死亡率がほとんど変わらないではないか。
 あえて言えば、未接種者の方が10%ほど高いと言えるのだろうか。
 (表で、100万人あたりの死亡者数が、未接種者23.62人、二回接種者 21.15人 だから。 )
 これは言えまい。目くそが鼻くそを笑うレベルである。
 23人と21人。2人違うから10%ワクチン接種者の方が死亡率が10%少ない。
 しかし、100万人に対して二人です。故に、目糞鼻糞なのです。
 10万人に一人はワクチンを打って不思議なことにすぐ亡くなられる方がいるのですから、これは100万人あたり10人。
 これをプラスすると、100万人あたりの死亡者は
 未接種者23.62人、二回接種者 31.15人  ですかな・・・

さて、「ワクチンを打ってもあまり効果はない」と簡単に言ってしまって良いのだろうか。
 犬房先生のデータをもう少し詳しく見ていこう。
 このデータは、50歳以下と50歳以上で分けられている。
 この様な年齢別データは非常に珍しいので注目に値する。

犬房 50歳以上と以下

表4  犬房先生のグラフを分かりやすく書いてみた。
年齢別のデータはほとんどない。
50歳以下、50歳以上、全年齢の、陽性者数、死亡者数、死亡率

これでもびっくりのデータがある。
 犬房先生もここまでは言及されなかったが・・・
 50歳以下では、ワクチンを2回打った人は、打たない人に比べて
死亡率は16倍である。
 逆に、50歳以上では、打たない人は、2回打った人に比べて3倍の死亡率。

 数字を追うのはここまでにしよう。
 私が拙ブログ前回述べたことであるが・・・
 参照:今、なぜ若者の感染者が爆発的に増えているのか (令和3年8月23日)

 まず、誰がPCR検査を受けているのか ということである。
 表のaで、50歳以下の陽性者はワクチンの未接種者ですごく多い。
 これはたぶん、小学生、中学生が多いのであろう。
 学校で、クラスターが発生してたくさんの人がPCR検査を受けている。
 50歳未満のワクチン2回接種者で陽性になった人は、中年の人が多いのではないか。
 すると、死亡率は年齢層が根本的に違うので、ワクチン2回接種者の方が高くなるのであろう。

 ここで我が国のデータも挙げておこう(拙ブログより)。

東京7/11


7/11 東京都における、新規陽性者(感染者)とそのうち重症化したものの年齢別構成

枠順


7/11までの、ワクチン接種による死亡者数の年齢別構成




令和3年7月11日 東京都における、新規陽性者(感染者)とそのうち重症化したものの年齢別構成
 あるようでない 7/11における新規陽性者、重傷者数の年齢別構成 そして ワクチン の死亡者の年齢別構成 (令和3年8月27日) から


 このようなデータで、年齢を上表の様に10歳刻み、あるいは、5歳刻みにして
 各年代における、PCR検査総数、そして、ワクチン未接種、1回接種、2接種の人数を出せば、
 ワクチンとはいかなるものか一発でわかるであろう。

 今まで、犬房先生、板橋氏の出してくれたデータでも、ワクチンが効果あるか、ないかははっきりとは示す事ができなかった。
 年代別にしても、これが覆ることはないだろう。
 むしろ、ワクチンが必要ではない年齢層が明らかになろう。

 おそらく、40 - 50歳以下の人には必要がないことが明らかになるだろう。
特に10代、20代の若者など、打つ必要などないことが明らかになると思う。

ワクチン慎重派の私であるが、50代、60代の狭い年齢層にワクチンの効果が見られる場合があるかもしれない。
 しかし、この層は、飲み屋をウロつく輩の多い年齢層でもある。
 かてて加えて、成人病の罹患率も高い。

 この年齢層にはワクチンよりも、今回の緊急事態宣言やマンボーにより、飲み屋がクローズドし、盛場をうろつけなくなり、早寝早起き、健康的な生活を送れる様になったことで、ワクチンなどより、健康寿命の延伸に効果があったと思われる。

結論:
 YouTubeでコロナのことで活躍されている2者の論点を整理した
 
https://www.youtube.com/watch?v=r_8OoKILu6w  犬房氏
https://www.youtube.com/watch?v=7IcqQbNyDT0  板橋氏

 結局、お二方の論点は一つの結論に収束しているようだ。
 つまり、ワクチンはコロナ死亡率を下げることには貢献しない。

 イギリスの保険省の出したデータから議論しているが、データが足りない。
 どのようなデータが必要か

 年齢を10歳刻み、あるいは、5歳刻みにして
 各年代における、PCR検査総数、そして、ワクチン未接種、1回接種、2接種の人数を出せば、
 ワクチンとはいかなるものか一発でわかるであろう。
 




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